FileMaker Serverを再インストールしました
ほぼ休みなく働いてくれているFileMaker Serverを一度アンインストールするというのはかなり勇気がいることですが、ドキドキしながらやってみました。
mac miniでFileMaker Serverをホストしているのですが、無停電電源装置(UPS)というのを使っておらず、先日雷による停電で不正にシャットダウンされてしまったんです。それ以来「システムの動きが遅い」という声があがり、FileMaker社に問い合わせた結果、とりあえずFileMaker Serverを一回入れ直そうということになったのです。
これを機に、これまで16を使っていたのを17にアップデートしようと思いましたが、17をインストールするために必要なリンクが貼ってあるはずのご案内メールが見当たらず(汗)、結局16を一回アンインストールしてもう一度インストールしただけになってしまいました。
ゴールデンウィーク真っ只中の日曜の朝に出てきて、以下のような作業しました。
1.Admin ConsoleからFileMaker Serverにアップしているファイルのバックアップをとる
2.Serverを止める
3.Uninstallerを実行
4.ご案内メール(16はちゃんと保存していましたw)に載っているインストールページのリンクを開いて、FileMaker Serverをインストール
5.Admin Console で色々と設定する(バックアップスケジュールなど)
6.ファイルをアップロード
その間、mac mini のターミナルでsudoコマンドを使用するための権限をもった管理者パスワードがわからなくて、探し回ったりしていました笑。
FileMaker Serverの環境構築って素人には結構難しいというか、ライセンスキーとかユーザー名とかだけではなくて、リンクも保管しておかないといけなかったり、料金体系が複雑だったり、その辺を理解することが私は難しく感じています。
Serverを止めている間も業務が止まらないため、いじることができる時間も限られていて、そういう意味でもなかなか疲れました笑。
FileMaker Serverの再インストールをしたところで、動きが改善されたかは微妙なところではありますが、とにかく次はUPSを買ってもらってとりつけたいと思います!
自社システムを使ってもらうために、サインインの要求をしていません
介護施設で働いている人はアナログ派の人が多く、ipadやパソコンを使って業務を進めるということに最初はかなり反発がありました。
例えば、利用者さんのバイタルを測って記録する、ということを以前は一度紙にメモして、それを事務スタッフがエクセルのシートに打ち込んでいました。
※今ではipadで打ち込んでいます。
そのような環境なので、少しでも手間と感じられる要素がある段取りはできるだけ排除しています。
特に、FileMakerGoでファイルを開こうとすると、起動センターからファイルを選択しサインインをするという段取りがありますが、その段階で「使いたくない」という気持ちになるようです。
その状況を解決するために、ipad上にアイコンを作っておいて、そのアイコンにファイルの指定やパスワードを仕込んでいます。
今はパスワードはほとんど誰も知らない状況で、ipadのアプリみたいな感覚で使っています。
パソコンでも、それぞれのユーザー名やパスワードを入れ込んだショートカットを用意しています。
パソコンでの設定は普通にWEBショートカットを作るだけなのですが、ipad(FileMaker Go)はちょっと複雑で、こちらのプラグインを使わせてもらっています。
http://qbxxdp.blogspot.com/2014/08/iphone-webfilemaker-go-13.html
少し離れたところにある事業所でも1台ipadを導入しており、そちらはVPNでFileMakerServerにアクセスしていて、セキュリティーを考えると不安な面もありますが今のところは使いやすさを優先させています。
FilemakerでSQL関数を使う練習をしてみました。
ExecuteSQLという関数にもちょっと挑戦してみようと思い、練習してみました。
↑ハッカーっぽいデザインにしてみました(笑)
このテーブルの内容はこんなかんじで、なにも計算式とかはありません。
スクリプトはこの2つです。
単一ステップなので、スクリプトにする必要もないくらいですが。
それで、SQL文というフィールドの中に計算したい内容を書きこんで練習しています。
?を引数に使うことが出来ます。
例えば、体験利用をされた方のうち契約につながった方の割合を計算してみました。
記録を取り始めたのが最近なのでサンプル数は少ないですが、こんな風に計算しました。
体験利用記録というテーブルの中にある利用票№(主キー)の数を数えています。
"Fg成果"というフィールドで契約したかどうかを記録していて、ここではフラグにチェックが入っている数を結果として抽出しています。
電卓みたいなですね。
日常的に行う必要のないけど、ちょっと知りたいな、というような集計をするのに使いたいと思います。
中間テーブルを使って集計するときのUI
例えば、月ごとの利用者さんの情報を一覧でみたいという要望があれば、
・基準年月(年*12+月)
・利用者ID
を含む中間テーブルを使うとリレーションで情報を引っ張ってくることができて便利です。
このようなレイアウトで事業所と年月、利用者IDを指定して、バイタル情報や利用時間を参照しています。
利用者選択のためには別ウィンドウでマスタを表示させています。
中間テーブルのレコードは最大同時接続数個あらかじめ作っておくのですが、同じレコードを複数の人が触ってしまうと排他制御がかかりますので、棲み分けをする必要があります。
そこで若干ださい気もするのですが、このように仮想的な部屋みたいなイメージでそれぞれ違うレコードを選択するような仕組みを作っています。
中間テーブルに使用中フラグを作って、同じレコードを同時に使用しないようにしています。
ださい気はしますが、このUIでレクチャーなしでも自然に使ってもらえています。
利用者マスタから見直してみる
まずは利用者マスタからです。
利用者さんに関する情報もそれぞれの性質によって取扱は変わってきます。
固定情報なのか更新される情報なのか?
1人の利用者さんに対して1つの情報なのか、複数あるかもしれない情報なのか?
考える必要があります。
利用者マスタで必要な情報のうち、固定された情報でかつ1人の利用者さんに対して1つしかない項目は
- 名前
- 生年月日
- 性別
- 介護保険番号
といったところです。これが利用者マスタの核になります。
例えば、住所は本当はその人固定の情報ではないですんですけど、このレベルの情報は固定情報として扱いたいと思います。(正規化すればいいっていうものでもないみたい)
例えば、生年月日さえわかっていれば年齢は計算できるので、これは計算フィールドにしておき、以下のように組み込みます。
年齢を計算する
Let (
[
%今日=Get ( 日付 ) ;
%今年=Year ( %今日 );
%誕生年=Year ( 生年月日 );
%誕生月=Month ( 生年月日 );
%誕生日=Day ( 生年月日 );
%今年の誕生日=Date ( %誕生月 ; %誕生日 ; %今年 )
] ;
Case (
IsEmpty ( 生年月日 ); "";
/*今年の誕生日が来た場合*/
%今年の誕生日 ≤ %今日;%今年-%誕生年;
/*今年の誕生日がまだ来ていない場合*/
%今年の誕生日 > %今日;%今年-%誕生年-1;
))
以前はLet関数も使っておらず、計算の中にコメントをつけるということもしていなかったので、今回はきちんとしていこうと思います😏
あとは、利用者IDを外部キーにもつ詳細テーブルを作ります。
- アセスメント(利用者IDと作成日)
- 介護度(利用者IDと有効期間)
- 電話番号(1つとは限らないので)
- 家族マスタ
- 利用プラン(何曜日にどんな利用をするか?)
などなど色々ぶら下がってきます。
システムを初めて作ったときは売上の計算など先のことまで考えていなくて、介護度を利用者マスタの核に設置してしまったんですけど、有効期限があるのでこれは別テーブルにする必要がありますよね😅
必要なところは別テーブルで管理できるよう、少しずつ改修していきます。
【追記】
利用者マスタに誕生日というフィールドを作るのはやめて、ボタンバー名に計算を入れて表示だけさせるようにしました。
エクセルで管理していたときからあったので、当たり前のように誕生日フィールドを入れていましたが、(これが動的に動くだけで大進歩だったw)顧客管理のデータとしては不要なものですよね。
機能は充実してきたけれど…
ファイルメーカーで社内システムを作り始めてから1年が経ちました。
以前は紙とエクセルで管理をしていて、統一された利用者マスタというものもなく、色んなところにご利用者様の一覧があって、それらは更新されていたりしなかったりする‥といった状態でした。
そのころに比べるとかなり情報が整理され、業務フローにしたがって情報がうまく流れるようになったなー、と思っているところです。
ただ、この1年間の間にどんどん機能が追加されデータの量もたまってきたところで、ちょっと見直しが必要だなと思っています。
全くの初心者であった作り始めの時期は、とにかく「やりたいことが実装されること」を急いでいて、データの構造がきれいじゃないんです😅
ファイルメーカーの勉強はこの本(これのもう一つ最新のもの)と
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応 (Small Business Support)
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わからないことはネットで調べたり、掲示板で質問したり、カンファレンスの動画を見る、ということくらいです。
本当に手探りで、誰か詳しい人が近くにいてくれたらな~と思うこともしばしばです。
とりあえず一番手をつけやすく、あまり更新されない利用者マスタから見直していこうと思います。
pdfから表だけを取り出す方法
今回はファイルメーカーとは関係ないのですが、備忘録です。
行政が出している事業所の住所を使って、広告を送ろうとしたのですが、その形式がPDFだったんです。
二次利用を簡単にさせないためなのか、わからないですが、公開するのにPDFって…
PDFをエクセルで開く方法があったので、記録しておきます。
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まずPDFの資料をダウンロード。
ファイルを右クリックし、wordで開く。
ワードで開いたら、欲しい表をコピー
エクセルを開いてペースト
必要があればエクセルを整える。
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エクセルに落とし込めば、あとはワードの差し込み文書ですぐに宛名シールができました。