社内システム育成日記

デイサービスでの簡単なシステムをファイルメーカーで作成しています。備忘録を綴っていきます。

【備忘録】ipad用レイアウトでテンキーを手作り。ポップオーバーで表示

ipadでのシステム設計には、コツがいるみたいです。

 

 

標準で「入力は数字10キーを使用する」という設定はできますが、ipadを横にしたときには、画面のほとんどが下から出てくるテンキーに隠されてしまいます。

 

そこで、このような自作のテンキーを実装しました。

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フィールドの上に、透明なポップオーバーボタンを設置しています。

テンキーボタンには、スクリプト引数に1,2,3,4,5...をそれぞれ入れておいて、

変数として$値=1のように入れ込んでいきます。

体温なら、体温&$値...というようにフィールドを設定することで、テンキーのような動きを実現しました。

Cは フィールド内容を空にする。フィールド設定[体温=””]

⇦はフィールド内容を一文字消す。フィールド設定[体温=Left(体温;Length(体温)-1)]

です。

OKボタンには最初「ポップオーバーを閉じる」というスクリプトを仕込んでいたのですが、それでは体温フィールドが選択された状態のままになり、その状態ではテンキーで入力された値がフィールドに反映されないので、オブジェクトを選択解除するために、

[検索モードに切替]

[ブラウズモードに切替]

という裏技的な動作をさせています。(ネット探して拾った手法です)

 

ipad用のレイアウトは、

①文字を大きく

②なるべく入力はボタンで

③必要な情報だけ

というように限られたスペースのなかで、ユーザーの注文にも答えながら作らなければならず、苦労しています。

 

ポップオーバーボタンは省スペースにはとても役に立っており、

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このようなヘルプ画面もポップオーバーボタンを使用しています。

 

とくに年配の介護スタッフには、紙からの脱却が難しいのか、システムに抵抗があるようで、ipadを使ってもらうのにも苦労しています。

標準機能以上の使いやすさを提供することで、使ってもらえればいいなと思っています。