機能は充実してきたけれど…
ファイルメーカーで社内システムを作り始めてから1年が経ちました。
以前は紙とエクセルで管理をしていて、統一された利用者マスタというものもなく、色んなところにご利用者様の一覧があって、それらは更新されていたりしなかったりする‥といった状態でした。
そのころに比べるとかなり情報が整理され、業務フローにしたがって情報がうまく流れるようになったなー、と思っているところです。
ただ、この1年間の間にどんどん機能が追加されデータの量もたまってきたところで、ちょっと見直しが必要だなと思っています。
全くの初心者であった作り始めの時期は、とにかく「やりたいことが実装されること」を急いでいて、データの構造がきれいじゃないんです😅
ファイルメーカーの勉強はこの本(これのもう一つ最新のもの)と
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応 (Small Business Support)
- 作者: 富田宏昭
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/03/14
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わからないことはネットで調べたり、掲示板で質問したり、カンファレンスの動画を見る、ということくらいです。
本当に手探りで、誰か詳しい人が近くにいてくれたらな~と思うこともしばしばです。
とりあえず一番手をつけやすく、あまり更新されない利用者マスタから見直していこうと思います。
pdfから表だけを取り出す方法
今回はファイルメーカーとは関係ないのですが、備忘録です。
行政が出している事業所の住所を使って、広告を送ろうとしたのですが、その形式がPDFだったんです。
二次利用を簡単にさせないためなのか、わからないですが、公開するのにPDFって…
PDFをエクセルで開く方法があったので、記録しておきます。
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まずPDFの資料をダウンロード。
ファイルを右クリックし、wordで開く。
ワードで開いたら、欲しい表をコピー
エクセルを開いてペースト
必要があればエクセルを整える。
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エクセルに落とし込めば、あとはワードの差し込み文書ですぐに宛名シールができました。
通所介護計画書もファイルメーカーでサクサクと。署名もipadで!
印刷はこのようなレイアウトです。
この書類を作るのに、4つのテーブルを作りました。
①通所介護計画書、②サービス提供内容、③利用目標、④プログラム
それぞれ以下のようにリレーションを組み、これらをA4に詰め込みました。
利用者マスタや利用者の週間スケジュールなど、すでにある情報はそちらを表示させています。
書類作成のための画面はこんなかんじ。
記入したいところのフィールド枠にボタンを設定していて、新規ウィンドウで入力フォームが出てきます。あらかじめ用意されたフレーズテンプレートを使ってサクサク入力していきます。
プログラムもほとんど皆同じようなスケジュールなので、ボタン一発でチャチャッと作成!
そして、署名はipadで!!
お年寄りは画面に文字を書いた経験のない人がほとんどなので、若い人ほどスムーズとはいきません。(タッチペンや指で書いてもらっていますが、手があたってしまう、お年寄りは水分が少ないので指が感知されにくい、手があたってしまうと書けないということが理解できない・・・など一筋縄ではいかない様子)
しかし、なかなか書けないからといって、イラついたり反発をするような利用者さんは今のところおらず、便利な道具に興味を持ってくれて、一生懸命書こうとしてくれています。
誰から署名をもらって、誰からもらっていないかということも一目でわかります。
【備忘録】ipad用レイアウトでテンキーを手作り。ポップオーバーで表示
ipadでのシステム設計には、コツがいるみたいです。
標準で「入力は数字10キーを使用する」という設定はできますが、ipadを横にしたときには、画面のほとんどが下から出てくるテンキーに隠されてしまいます。
そこで、このような自作のテンキーを実装しました。
フィールドの上に、透明なポップオーバーボタンを設置しています。
テンキーボタンには、スクリプト引数に1,2,3,4,5...をそれぞれ入れておいて、
変数として$値=1のように入れ込んでいきます。
体温なら、体温&$値...というようにフィールドを設定することで、テンキーのような動きを実現しました。
Cは フィールド内容を空にする。フィールド設定[体温=””]
⇦はフィールド内容を一文字消す。フィールド設定[体温=Left(体温;Length(体温)-1)]
です。
OKボタンには最初「ポップオーバーを閉じる」というスクリプトを仕込んでいたのですが、それでは体温フィールドが選択された状態のままになり、その状態ではテンキーで入力された値がフィールドに反映されないので、オブジェクトを選択解除するために、
[検索モードに切替]
[ブラウズモードに切替]
という裏技的な動作をさせています。(ネット探して拾った手法です)
ipad用のレイアウトは、
①文字を大きく
②なるべく入力はボタンで
③必要な情報だけ
というように限られたスペースのなかで、ユーザーの注文にも答えながら作らなければならず、苦労しています。
ポップオーバーボタンは省スペースにはとても役に立っており、
このようなヘルプ画面もポップオーバーボタンを使用しています。
とくに年配の介護スタッフには、紙からの脱却が難しいのか、システムに抵抗があるようで、ipadを使ってもらうのにも苦労しています。
標準機能以上の使いやすさを提供することで、使ってもらえればいいなと思っています。